マイルーム化してゆくカウンター裏、読書の日


カウンターの裏の壁スペースは、恰好のピンナップスポット。
最近、犬の写真とか、ちっちゃい頃の妹と私のツーショットとかまで加わって、ますますマイ・ルーミィなリラックスムードを醸し出しています。
そして、悲しいことに、今日はお店がヒマなので、私はすっかり読書家に。
ヒマだから、頭の中では難しいことを考えたりして・・・
出勤前に、図書館に寄って、江國香織の「号泣する準備はできていた」と川上弘美の「ニシノユキヒコの恋と冒険」を借りてきました。
どちらも短編小説集で読むのは2回目。
長編小説だと、読んでるうちにその世界に自分もはまってしまって、登場人物がやけに近しく感じられてきたりするものですが、短編なのでそういうところまではいきません。
でも、その分かえって、ある一文や単語がやけに印象に残ったりします。
読むのも2回目で、設定はあらかたわかっているから余計に。
例えば、江國さんのほうに入っている「熱帯夜」の中で出てくる「人が一所にとどまっていられない_愛においてさえ_というのは、何て残酷なことだろう。」とかね。
昔は、どっぷりはまれる長編が好きでしたが、短編・中篇も、けっこう味わい深くていいなあと思いました。
とはいえ、あまりムズカシイことを考えすぎて、頭がショートしちゃうと困るので、明日はお店がヒマじゃないことを祈ります!