編集のお仕事

最近、気になる職業・・・
それは、編集者!

今は飲食のお仕事だし、これからも食べることに関するのが私の仕事よ!って思ってるので、そういう、浮気心ではないですよ。

ただ、「本」好きなので、この頃は作家さんだけでなく、作家さんを支えて本を出すというお仕事をする編集者のほうにも目がいくようになったということでしょうか。
雑誌も大好きだし。

「あっ、カッコイイ!」って思う人のお仕事が、編集者っていうのが多いんです。架空の人物も含まれますが。
マンガの「働きマン」(安野モヨコ著)とか、山田エイミー先生の「A2Z」を読んで「カッチョエエ!!ステキ♡」ってシビレた主人公(女性)のお仕事も文芸誌の編集者だったり。
あと、「わたしの好きな絵本」(←タイトルちょっとうろ覚え)みたいな本で、クラムボン原田郁子さんと福音館書院のエライ人が対談してて、その話にもちょっとした興奮状態でのめり込んでしまったのでした。
エライ人が、まだまだ若くて編集者の頃(今も?)、まだ戦後間もない頃だったそうですが、そのころに海外のブックフェアみたいので、ディックブルーナ(あのうさこちゃんの作者!)を発掘したり、ロングロングロングセラーをほこる「ぐりとぐら」シリーズの作者さんがまだ絵本作家でなく保母さんだった頃に「子供と普段から接する仕事の人の発想や視点はおもしろいから、絶対イイのが書けるよ」ってアドバイスしながら、「ぐりとぐら」の第1作を作り上げていったハナシなどなど・・・
そんなふうに、本と関わる仕事もあるんだ・・・!
カッコイイ!!
思わず、鼻息も荒くなってたんじゃないかな?ってくらいのめりこんで読んでしまいました。
いいなあ〜〜
私も海外のブックフェア(絵本の)とか行って、バリバリ買いつけとかしてみたいっ!!
(浮気心じゃないって言ってたのに、すっかり浮気?)

タイミング良く、雑誌「装苑」でも編集のお仕事特集をしていたのですが、なんと、驚いたことに!
「本のお仕事」で尊敬している松浦弥太郎さんが、今、「暮らしの手帖」の編集長をされているそうです!
「暮らしの手帖」ですよ!
あの、(今は亡き)花森安治のっ!
うーーーん、ますます尊敬です。
もし、サブカルチャー色の強い、ちょっとクセのある雑誌だったりミニコミ誌だったりフリーペーパーだったら、ただ単に、「編集長もこなすとは、サスガだな」って思うだけだったかもしれないですが、あるいは、ちょっと斜に構えて「へぇ〜〜」って思うだけだったかもしれないですが(私自身が斜めな性格だから)。
一部では、「おばちゃんのオリーブ」とも言われる「暮らしの手帖」。
ある意味、独特だけど幅広い読者層の雑誌です。
弥太郎さん、やっぱりスゴイ、カッコイイ!!って思いながら、私も「暮らしの手帖」みたいなお店を目指そう、って思いました。
こだわりを持ちすぎて、お客さんの層がせまーーい店って、どんなにセンス良くて素敵でも「どうなんだろう??」ってなってしまう。
まっとうなことをキチンとやって、堅実に、誠実に。
いろんな人が来てくれて、居心地のよいお店。

編集のお仕事でも、飲食のお仕事でも、なんでも。
自分の仕事に誇りを持って、ピシっと筋の通った人はみんなカッコイイはず。

カッコイイ、仕事の出来る人になりたいです☆