日記と、アップリケ

お店の合間に読んでいる本。
高山なおみさんの「日々ごはん」。
ホームページの日記が本になったもので、これは1冊目の2002年のだからちょっと古いんですが。
最近は、このブログの他にもこそっと(?)日記を書いてるので、そのせいか、日記エッセイをよく読むかも。(ちなみに、おうちでは半身浴のトモに、銀色夏生さんの「つれづれノート⑬ 庭を森のようにしたい」を読んでいます。ヒトの日記は、オモシロイ。)
高山さんは料理研究家で、いろんな雑誌や、著書も沢山出ているのですが、他の人気料理家の方々とは一線を画している・・・と思うのは私だけ?
なんというか、五感をフルに使って(あるいは第六感までも使って)お料理しているイメージ。
地に足の着いた料理、日々の生活に密着した料理。
前、雑誌でみたときは、けっこうなんでもすり鉢とすりこ木を使っていて(茹でたジャガイモもすり鉢でつぶしてたよーな)、へえ〜〜と思ってたのですが、おととい自分も久しぶりにすり鉢でゴマをすっていたら「なるほど・・・」となりました。
映画、「赤い薔薇ソースの伝説」じゃないけど、料理になにかが込められてゆくカンジ!
料理・・・「食べる」という、むかーーしから変わらない原始的な生きるための行為に、なんとなく思いを馳せてしまいました(ちょっと大げさですが)。
高山さんは、文章もすごく魅力的で、日記を読んでると、そういうイロイロなことをつい考えてしまうのです。
料理はモチロンですが、文章を書く人としてもかなり好きです!もっと沢山読みたい!








top top

話は変わって、上の写真2枚は、宮脇綾子さんの流れをくむ、創作アップリケ作品。
西尾市在住の、堀さんの作品です。
堀さんは、宮脇さんの1番弟子にあたるかたについて何十年も作品を作り続けており、ご自身も全国的なコンクールである「黄金の針」に何度も入賞している経歴の持ち主です。
雑誌「クウネル」で、創始者である宮脇綾子さんが以前特集されていたり、豊田市美術館には宮脇さんの作品が所蔵されていたりと、私のまわりには興味をもってる友達やお客さんが何人かいます。
せっかく、身近に、こうやって宮脇さんの流れをくんで活躍してる方がみえるのに、私くらいの世代の子達は、あまり知らないかもしれない・・・
なんだか、モッタイナイ
先日、堀さんがお店にみえた際、そんな話をしたら、こころよく作品を数点貸してくださいました。
わーい
美術館に行ったりするのが好きな私としては、自分の店にいながら素敵な作品を見ることが出来てほんとうにうれしい限りです。
ぜひぜひ、手芸大好きっ子たちも観にきてね☆