私を救った(←ちょっと大げさ?)丸パン


マメにブログをチェックして下さる方はお気づきかと思いますが、この頃、日記の更新をさぼり気味な私。
やり始めのころは、毎日毎日、こつこつと書いていたのに・・・(しかも、たまーに、どかんと長い日記を書いてみたりとか)
お店のこともそうなんですが、最初の頃のようにメニューいろいろ考えたりとか、何かおもしろいことないかなとか、そういう気力が衰え気味になってきてました。
店をオープンして半年も無事過ぎ、もうすぐ8ヶ月になるのに、ちょっとなあなあで、スランプっぽくなってたかも。
これではいかんいかんと思いつつ、「まあいいかあ〜」とだれちゃったり、でも後ろめたい気持ちもあるから、心の隅がもやもやしてました。
しかし、人間、落ち込んだり、ムカっときたりするのがささいなことをきっかけに起こるのと同じように、ささやかなことで、はっと立ち直るものなんですね。
今日の私は、正にそんな風でした。
スランプから抜け出すきっかけになってくれたのは、お客さんがおすそ分けしてくれた丸パン。
お友達が作っているそうで、「粉やお砂糖にもこだわっているみたいで、おいしいのよ」と言って、私にも分けてくださいました。
たべてみると、やさしい味で、ほんとにしみじみおいしくて、天気もいいし、なんだか元気になってきました。
「おいしいものってすごいなあ」と思ったら、またやる気が出てきました。
あと、今ちょうど読んでいる最中の、よしもとばななの「なんくるない」という沖縄を舞台にした短編集の感想で、「ものごとって、とらえかたによって、すごく難しい問題にもなるし、ただただシンプルな出来事にもなりうるんだなあ」と思っていたから、そういうのも関係してるのかも。
そんなこんなで、やる気になったり、またちょっとだれちゃったりの繰り返しなんだろうけど、ささやかな、ちょっとしたことに助けられたり、楽しかったり、そういうのって、なんだかいいですね。