日記ブンガク

ちょっと前の日記でも、よしもとばななさんの日記エッセイの話をしましたが、この頃読む本といえば、半分くらいを日記エッセイがしめてるかもしれない・・・

まず、半身浴のオトモに銀色夏生さんの「つれづれノート」シリーズ&よしもとばななドットコム(文庫本なのでお風呂にグット☆)を読む。

心の師、料理家高山なおみさんの「日々ごはん」シリーズがついに全巻そろった!

そして、「オンナたるもの、こうありたい!」と思わされる、レディメイド*レーベルの女社長 長谷部千彩さんの新刊が出た!ワーイ!、と思ったら、それもブログ日記の書籍化されたものでした(ちなみに、KINOと同じくはてなダイアリーだったので、早速アンテナに加えておきました)。

あと、アンディ・ウォーホルの「ウォーホル日記」という分厚い文庫本の上下巻2冊が、私に読まれるのを静かにまっている状態です。

うーーん、これは、他の小説やマンガや雑誌の入り込む余地がないですね。

(・・・とか言いながら、それらもちゃっかり読んではいるのですが)

なんでこんなに、日記本にハマってるのか?

自分もブログ日記書いてるからその参考に・・・、というのもあるといえばあるのですが、それよりも、スイスイ読める軽さ、日々のささやかなことに案外大切なことが隠されているという真実(?)などの魅力のせいかなぁ。

そう思うと、私が読んでるほとんどが女性の書いたものだってことも納得かも。

毎日のちょっとしたことに、楽しみや、キラリとひかるいいモノを見出すのはオンナの仕事だもん。

そう思ってたら、長谷部社長の日記にも似たような(と言うとおこがましいですが)内容が!

http://d.hatena.ne.jp/readymade_hsb/20060626


「きょうはウチのニャンコちゃんがカツブシ食べてニャー」みたいな身辺雑記、いいじゃーーん。

それにしても、このブログというものの出現は、「文学史」的な観点で考えると大事件なんでしょうね。

名もない清少納言鴨長明たちが、ものすごい日記を、今日もどこかで書いてるのよね、きっと。