ばななんエッセイ


半身浴のオトモに、ちょこっとずつ読んでいたよしもとばななさんの日記エッセイを読み終わりました。
「赤ちゃんのいる日々」
書かれてるのは、2003年の7月〜12月までの出来事なので、3年前なのですが。
赤ちゃんを産んで、より頼もしくなった感じのばななさん。
12月31日の日記の最後のところが、とても印象的でした。

「どんなにすばらしい作品を書くよりも喜ばれたことが、孫だ。これはいやみでもなんでもなくて、人間はやっぱり人間でしか楽しくないのだと思う。ほんとうのところ。その中で、ちょっとだけそれに力を貸すのが、芸術とか小説だと思うのだ。人が人の力に気づくために、あるのだと。」

人間はやっぱり人間でしか楽しくないのだと思う。・・って、すごい名言だ!

ほんとにそうだなあ、1番おもしろいのって人間だもんなぁ。

そして、人間によって、スゴイ幸せにも、スゴイ不幸にもなったりする。



人が人の力に気づくために・・・っていうのも。

人の力ってホントすごいもの。
軽んじたりせず、小さなこと・ささやかなことでも大切に扱ってゆきたいなと思うこの頃です。